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アブセッククラブ2007.04.17

【4月17日】「話題」エジブト旅行・・・・・・・・・・・・・林さん
      ・第3火曜日 担当 定木直人

 今回はいろいろ積極的に国外旅行に出かけている林侃さんに、この1月に行ってきたエジプト旅行の話をお願いしました。エジプトは同国の航空会社の直行便で13時間半くらいで行けるそうで、ヨーロッパの航空会社の便よりかなり早い時間に着きます。
まず、エジプトはピラミッドから始まります。カイロに近いギザの最大級のクフ王ほかの3基のピラミッドは有名ですが、付近の郊外のサッカラやダハシュールには失敗作や練習作としか見えないようなものもあります。何のためにこの時期盛んに作られたのか今もって謎ですが、かって言われていた王の墓ではなさそうです。その王達の墓は、王家の谷にあります。昔はこのナイルの西岸は死者の世界と信じられていました。その一番人気はツタンカーメン王の墓で、見学者で大勢並ぶため、観光客は朝早くに出かけます。その途中にある2体のメムノンの巨像がちょっと論議を呼びました。石像の傷みは何によるものかというものですが、どうやら紀元27年の地震によって崩れ、その時のひび割れがもとで、熱と霧の作用か、長い間この像が唸り声を上げることで有名だったそうです。今は修復されて、奇怪な音はなくなりました。後半は神殿です。いろいろな神殿が出てきて、観光してきた当人にとってもこんぐらかって来ます。圧倒的な規模と歴史ですが皆どこか似ています。
 テロ対策でルクソールまでのバスに軍の護衛がついたそうですが、93年の外国人観光客を殺傷した銃乱射事件以降、観光客が激減したため、国をあげて安全対策を講じています。もっとも、機銃を背負った警備が観光地のポイントポイントで見かけるのは物々しいのですが中には子どもみたいな兵や、あくびをしている気の無い兵もいて、テロ警戒よりも観光客を守っているから安心してくれという、ジェスチャーではないかと言う人もいます。楽しい旅行記ありがとうございました。元気な旅を続けてまたお話を聞かせてください。
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