2010/07/05(月)【2010年6月講座】町田啓介氏『地域資源を使った街づくり ~カエデから始まる未来~』を受講して

記録者 2班 (株)阿保パッキング製作所 石山 泰之
【日 時】平成22年6月6日
【場 所】ゆの宿 和どう「郡雀」
【講 師】お菓子な郷(くに)推進協議会 会長 町田 啓介氏
【テーマ】『地域資源を使った街づくり~カエデから始まる未来~』

2010年6月講座-1

 今回の講師は県内の観光スポット秩父で活躍する町田啓介先生の講演となりました。
秩父と言えば皆さんも一度は耳にした事がある秩父夜祭、羊山公園の芝桜などが有名です。

2010年6月講座-2

 しかし、町田先生は観光的目線だけではなく視点を変えて面白い物を見つけだし普段の何気ない雑談の中からカエデを利用した地域の町おこしとなるお菓子な郷推進協議会を発足させました。

◆設立のポイント
1.地域の活性化のためには個店がしっかりしてなければならない
2.市場規模拡大の大きな目標を掲げる
3.既存のマーケットの隙間を潰すこと
4.小さな目標も設定しスタートを重視

 これらのポイントを重視しながら秩父地域のお菓子業者16人とスタートし、何より凄いことが平成15年3月に設立し4月には芝桜の集客力を利用し、物品販売を始めるなど思い立ったら即行動、まさにスピードやタイミングを逃さない決断と行動力。その後も花粉の出ないカエデの森作り(花粉症の私としては非常にありがたいことです)など積極的に行動され只々感心させられました。

2010年6月講座-3
 こうした成功の基になったものが、明確になっているスローガンやコンセプトで、お菓子業者16名が同じ方向性を持って活動していくにはスローガンが大事であり『森を育ててお菓子を創る』『地域の元気をカエデに託す』など何を目指しているのか一目で分かるスローガンは皆を同じ方向へ導きやすくしている。
何より販売戦略の商品のブランド化、食のオリンピックといわれるモンドセレクション金賞受賞やマスメディアを利用した広告戦略、どれか一つでも抜けてしまっては成功をなし得ない活動の内容には驚かされました。貴重な講義有り難うございました。
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