2023/03/30(木)e-中小企業ネットマガジン 3/29
~海外展開のチャンス生かすとき~
◆新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、多くの中小企業がインターネットを活用して海外に製品を販売する「越境EC(電子商取引)」にチャレンジして いる。日本貿易振興機構(ジェトロ)がまとめた2022年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査によると、国内外の販売でECを利用したことがあ る中小企業の割合は約36%。このうち、「利用を拡大する」と回答した企業は43%と4割を超えた。ECを「利用または検討している」と回答した中小企業の うち7割近くが具体的な販売方法として「越境EC」を挙げている。
2023/03/09(木)e-中小企業ネットマガジン 3/8
~農業の労働生産性をどう高めるか~
◆第1次産業である農林水産業が製造・加工 (第2次産業)・流通・販売(第
3次産業)を担い、収益性の高い経営を展開する「6次産業化」は、衰退す
る日本農業再生の大きなカギを握る取り組みだ。農家の所得を引き上げ、
新規雇用にもつながる。ひいては、地域の活性化にも貢献できる。まさに
「1×2×3」の相乗効果が期待できる。
2023/03/02(木)e-中小企業ネットマガジン 3/1
~レーザーでインフラ点検を自動化~
◆2012年12月に中央自動車道で発生した笹子トンネル崩落事故。トンネルの天井コンクリート板が138メートルにわたって落下し、複数の車が巻 き込まれて9人が亡くなった。こうしたインフラ事故を繰り返さないために、理化学研究所や量子科学技術研究開発機構(QST)などで構成する研 究チームは、レーザー技術を用いてトンネルの老朽化を点検する技術を開発。この成果を事業化するために17年に設立されたのが、理研発ベンチャー でQST認定ベンチャーでもあるフォトンラボ(埼玉県和光市)である。
2022/12/23(金)e-中小企業ネットマガジン 12/14

~「社員の幸せ」が最大のミッション~
◆弁当やケーキの持ち帰り用から精肉・魚介類の配送用まで、さまざまな食品の鮮度を保つために用いられる「保冷剤」。そして、工場などの作業 時に水や油、寒さなどから手を守る「作業用手袋」。この一見何の関係もない二つの製品の製造・販売を半世紀以上、手がけてきた企業がある。山 川大輔・現社長の祖父が1956年(昭和31年)に創業した三重化学工業(三重県松阪市)である。
2022/12/15(木)e-中小企業ネットマガジン 12/14

~秋田の銘酒を支える現代の名工とDX~
◆卓越した技能を持ち、他の技能者の模範となる者として表彰する今年度の「現代の名工」150人が11月に発表され、そのなかに秋田の銘酒「高清水」 で知られる秋田酒類製造(秋田市)の杜氏、加藤均さんの名があった。
加藤さんは25歳で同社に入り、以来40年以上にわたって酒造り一筋。同社の御 所野蔵の初代杜氏を務めており、御所野蔵で加藤さんが手掛けた「高清水」は今年5月、全国新酒鑑評会で金賞を受賞。これで18年連続20回目の受賞と なり、単独の蔵・杜氏としての連続受賞記録を更新した。