2016/06/23(木)e-中小企業ネットマガジン 6/22号
「市場が縮む鉛筆の未来を、知恵とアイデアで切り開く」など
◆デジタル化、ペーパーレス化や筆記具の多様化のあおりを受け、鉛筆の市場が縮小している。国内の鉛筆生産量は、ピークだった1960年代の3分の1 ~4分の1にまで減少した。
鉛筆=学童向けの趣が強まって、大人の“鉛筆離れ”は進むばかり。そんな趨勢を逆手に取って「大人の鉛筆」や「大人のもち かた先生」などユニークな商品を世に出し注目を集めているのが北星鉛筆(東京)だ。「鉛筆は裏切らない」と“鉛筆愛”を説く杉谷和俊社長は、鉛筆の未来 を、知恵とアイデアで自ら切り開こうとしている…
2016/06/16(木)e-中小企業ネットマガジン 6/15号
「創業者の発明の才と、磨き上げた凄ワザで…」など
◆NHKテレビの「超絶・凄ワザ!」は、モノづくりに関する、驚くべき技能や技法を紹介する番組。6月4日放送の「究極の歯車対決」では、日本屈指の 精密歯車職人軍団と、世界が注目する特殊歯車を生み出した技術者集団が、小型モーターで冷蔵庫を持ち上げる対戦を繰り広げた。両者のうち、特殊歯車チ ームとして登場したのが加茂精工(愛知県豊田市、今瀬玄太社長)の面々だ。 類いまれな凄ワザを持つ加茂精工とは一体どんな会社か…
2016/06/09(木)e-中小企業ネットマガジン 6/8号
「ファブラボ本格運用で、新時代のモノづくり目指す」など
◆水に炭酸ガス(=二酸化炭素、CO2)が溶け込んだ「炭酸泉」は、身体に良い作用を及ぼす“魔法の水”で、「療養泉」や「心臓の湯」とも言われてい る。その炭酸泉に魅せられ、医療機器メーカーを退社し、独立・創業したのが、CO2システムズ(横浜市)の山崎啓二社長だ。「炭酸泉の効果効能には確か なものがあると確信し、炭酸泉を広く一般に普及させたいとの思いから起業に踏み切った。炭酸泉と出会ったことを人生最後のチャンスとも思った。」と、 “第2の人生”に意欲をみなぎらせる…
2016/06/03(金)e-中小企業ネットマガジン 6/1号
「ファブラボ本格運用で、新時代のモノづくり目指す」など
◆「モノづくりを変えた」とまで評される3Dプリンターの進化や低価格化が進み、普及に一段と拍車がかかっている。それに伴い、3Dプリンターや3D スキャナー、カッティングマシンなどを揃えた「ファブラボ」が街中に次々と開設されてもいる。シーク(横浜市、征矢(そや)直人社長)が昨年7月に横 浜市内にオープンしたシークラボラトリーもその一つ。3D-CADの活用によるワンストップ3Dソリューションが売り物の同社は、シークラボの取り組 みを通して、モノづくりの新たなビジネスモデルを確立しようとしている…
2016/05/19(木)e-中小企業ネットマガジン 5/18号
「衛星画像の利活用で未開の市場を開拓する」など
◆宝の山”の衛星データを有効活用しない手はない-その一念から、起業し、関連ビジネスを推し進めているのが、CBMIホールディングス(東京)の 小野雅弘社長だ。長年、大手電機メーカーで、宇宙開発・衛星事業に携わり、海外の動向にも精通している小野社長は「日本にはなかったビジネスで、それ ゆえチャンスがある」と、未開の市場開拓に自信をのぞかせる…