あぴお Vol 249
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34! 経営者と後継者が共に理解すべき知的資産とは「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで、企業の競争力の源泉となるものです。これは、特許やノウハウなどの「知的財産」のほか、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方です。60歳以上の経営者の皆様へ相続税対策はごく一部社外への引き継ぎ社外への引き継ぎ気付き成長・発展⃝ポスト事業承継準備決定実行1.後継者の育成も考えると、事業承継の準備には5年~10年ほどかかると言われていますので、60歳頃には準備に着手したいところです。2.会社の大きな転機となる事業承継は、早めの準備、計画的な取り組みが肝要です。3.自社の現状や今後の方向性を確認するために、「事業承継自己診断」をお勧めします。さいたま市浦和区高砂3-17-15TEL/048-711-6326E-mail:hikitsugi@saitamacci.or.jp出典:中小機構「中小企業経営者のための事業承継対策」出典:中小企業庁「経営者のための事業承継マニュアル」参考:中小企業庁「事業承継ガイドライン(平成29年12月)」「事業承継」というとすぐ思い浮かぶのは「税金」「資産」といったお金の問題。しかし実際に後継者に引き継ぐべきものは、お金だけではありません。社員や取引先をはじめとする、会社に関わる「人」や事業を維持・発展させるために欠かせない「経営資源(自社の強み)」を、きちんと承継することが重要となります。! 承継すべき企業の資源人の承継人後継者「事業承継」は、一朝一夕にできるものではありません。経営者と後継者による、企業理念や経営資源、経営課題などの共有、関係者への周知など、様々な準備が必要になるため、時間をかけて、段階的に進める必要があります。! 事業承継に向けたステップお問合せ埼玉県事業承継・引き継ぎ支援センターSTEP1事業承継に向けた準備の必要性の認識STEP2経営状況・経営課題などの把握(見える化)STEP3事業承継に向けた経営改善親族内・従業員承継親族内・従業員承継STEP4事業承継計画策定STEP5事業承継の実行ポスト事業承継(成長・発展)(さいたま商工会議所会館4階)経営者個人の財産マッチング実施M&Aなどの実行特許・ノウハウ熟練工の技術・知識得意先の人脈⃝事業承継に向けた準備の必要性の認識⃝経営状況・経営課題等の把握(見える化)⃝事業承継に向けた経営改善(磨き上げ)⃝承継方法の選択⃝事業承継計画策定(親族内・従業員承継)⃝事業承継・M&A等の実行顧客情報許可・認可・認証05事業を継続するために「何を」引き継ぐべきか自社の知的資産(経営)を“知る”自社の知的資産(経営)を“まとめる”自社の知的資産経営を“伝える”まずは事業承継診断を受けてみませんか?自社の知的資産(経営)を“深める”上尾商工会議所上尾市二ツ宮750TEL/773-3111コミュニケーションツールとして自社の強みを認識する:知的資産のたな卸し知的資産経営のストーリー化プレ承継マネジメントツールとして相談無料!秘密厳守!事業継続は「段階的に進める」資産の承継物・金自社株式事業用資産(設備・不動産など)資金(運転資金など)目に見えにくい経営資源(強み)知的財産の承継経営理念社長の信用営業秘密

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