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アブセッククラブ2007.02.06

※ アブセッククラブ ※

【2月6日】「話題」陶器のお話・・・・・藤谷 弘さん
      ・第1火曜日 担当 鈴木泰一郎

陶芸は、在職時代から定年後やりたいと考えていた。
そして、42年勤務した会社をリタイヤし、家庭で使
う陶器を全て自分の作った陶器にすることを目標に、
陶芸をやり始めて6年になるとの話から藤谷さんの
「陶器の話」が始められた。

陶器2

陶芸は基礎が大切と考え、今泉の工房に入会した。
陶芸には土が重要であるが、今は問屋があり、全国
の土が電話一本で取り寄せられ、10Kgが1500円ぐら
いで求められる。
本日の土は京都の土であるとのことであった。
土に気泡が入ると割れの原因になることから、気泡
が入らないように土を練るのは、ねり3年と言って、
なかなか難しい工程である。
この「菊ねり」という手法で100回ぐらい練りこむ。
作業は「そば打ちのねり」と同じ手法であった。

陶器1

次に、「まとめ」の工程となり、工具を使って
作品に使う土量を切り取る「土とり」を行い、ロクロに
のせる。

一般的に、入門用としては手ロクロを使うが、
「芯だし工程」が大切で、1年ぐらいの修行が求め
られる。
これがロクロ作りと呼ばれるもので、その他、
いた作り、ひも作りがあり、これらを組み合わせて
大型の陶器や壷が作られるなどの話に基づき、
ロクロを回し、「カタドリ」「こうだい」などの
「ぐいのみ」作りを実演して頂いた。

作られた「ぐいのみ」は1週間程度陰干しをして、
素焼き(750度、7時間)、絵付け、うわぐすり、
本焼き(1250度、8時間)の順で作品となることが
説明され、更に、藤谷さんが最近作られた作品の製作
時の思いを披露して頂きながら、出席者から色々な
質問が飛び交い盛り上がりました。

子供頃の粘土細工、1日中やっても飽きなかった
ことを覚えているが、夢中になってやることが巧くなる
コツのような気がした。
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